徹底抗戦 - ホリエモンガンバレ!

今更だけど今日家に帰ったら届いてた。

堀江さん自身が書いた本だから、その辺差し引いて読むべきなんだろうが、それにしても今の日本の司法システムはマズいんじゃないの、と思わされる。

「社長なんだから潔く責任を取れといわれるが、経営責任と刑事責任は別。経営責任は認めて社長を辞任したが、刑事責任までとる気はない。経営責任があるから刑事責任もとれなんて論理がまかりとおったら誰も起業家にならなくなってしまう。」(要約)とのこと、これは全くそのとおり。
「部下の不届きは上司の責任。男らしく責任を取れ!」ってな話はよく聞くけれど(これだけでも乱暴な話だとはおもうけど、そこはとりあえず置いておくとして)それは降格だとかクビだとか社内政治の範囲までの話であって、刑事責任まで取れというのは本当におかしな話だと思う。そりゃあ、これじゃあだれも日本で起業しようと思わなくなるだろう。「なぜグーグルのような会社が日本から出ないのか」とかよく聞くけど本当に出そうになったら妬んで潰しちゃうんじゃ、出るわけないじゃん。

僕はハッキリ言えばライブドア事件ってのは大人の世界のイジメみたいなもんだと思っている。(本書の冒頭にもそれらしい例えがある。)ホリエモンはキレーなネーチャンと付き合ったりして、世間一般の反感を買ってるような空気があった。マスコミはその空気を読んで、「コイツならイジメてもオレが逆にイジメられることはないな!フジテレビの件でもナメられてムカツイたし!」とばかりにイジメ始める。すると世間一般もそれにのっかってイジメがエスカレートする。これが学校だったら先生が大人として介入するもんだけど、現実には先生のはずの司法まで一緒になってイジメちゃってるという状態。

さて、こんなこといっておいてからなんだけど、 僕はライブドア事件で何が罪として問題になっているのかずっといままでよく分からないでいたが、この本を読んでもやっぱりよくわかりませんでした。わからんくせにこんなこと書くなとか言われそうですが、誰でも分かる悪いことならともかく、こんなわからんような罪で実刑判決ってのもどうなんだという気もします。
なんとなくの理解だと、株の取引で儲けたお金を、本業で儲けたように装って、本業が実態よりうまくいっているように見せようとした。ってことか?
金融日記の人とかちゃんと解説してくれないかなあ。

ホリエモンとにかくガンバレ!